トイプードルを飼う場合、オスとメスのどちらを選ぶ?

トイプードルの健康管理

当方のお客様の多くの方が、プードルを飼う場合男の子を選ぶか女の子を選ぶかで大変迷われている場合が見受けられます。
販売側から見ますと、男の子であろうが女の子であろうが大差はなく、気に入った「その子」を選ばれるのがベストと考えます。実際、男女の両者は約半々で生まれてきて、「男の子だけが売れ残る」といったこともなく、皆様の家庭の一員となっています。
ただ、そうは言ってもオス・メスで多少の違いがありますので、ご参考までにオスとメスの違いを掲載いたします。

値段の違い

性別による値段の違いの基本的な説明

トイプードルの場合、オスとメスでは販売価格が10%〜30%違います。基本的には同一水準の仔犬の場合、メスが高くオスが安価に価格が設定されています。それは、

  • ショップにならぶ頭数の違い

基本的には、ショップの店頭にならぶオス・メスの頭数は、オスの方が多いです。その理由は、一つ目として、ブリーダーが繁殖用にメスを自社に残すためです。また、生後2週間以内の仔犬の生存率は若干の違いですがオスの方が高く、どうしても店頭にならぶ頭数は、オスの方が多くなります。

  • 迷信的な内容

一部の本やインターネットなどで、メスは性格が穏やかで飼い易いなどの意見が掲載されている場合があります。私どもからすれば、飼いやすさは性別の問題よりも個体差(両親が落ち着きのない犬などが原因)によることが大きいのですが、迷信的な意見に左右されてメスの子に需要が集中する傾向があります。

  • トイレしつけの問題

上記Aと同様ですが、オスは足を上げてトイレをするなど、トイレしつけに関してオスの方が若干難しいと考えられているため、メスの子に需要が集中する傾向があります。これについては、色々な対処方法がありますので、詳細は後述しいます。

  • お客様のニーズ

プードルをご購入されるお客様のうち何割かは、子供を生ませたいとのご希望を持っている方がいらっしゃいます。 このお客様のニーズは、オスでは叶えられないため、必然的にメスに人気が集中する傾向にあります。

以上の通り、性別により店頭に並ぶオス・メスの割合が違ったり、お客様のニーズやトイレしつけの若干の難しさなどから、 メスに人気が集中するため、需要と供給の関係からメスが割高になる傾向があります。

メスとオスの基本的な相違点について

性格的な違いについて

一部の本などには、「メスの方が大人しく飼い易い」と記載されています。確かに、大中型犬にはその傾向が見受けられますし、小型犬の場合でも男性ホルモンが多く分泌するような男の子は、生後1年前後では気が荒くなる場合があります。ただ、プードルの場合は、犬種的には精神的に安定した子が多く、一般的には、オスの方が精神的に安定的であり、メスの場合はテンションのアップ・ダウンの幅が大きい傾向にありますので、前述のメスの方が大人しくて飼い易い傾向は、プードルの場合はあまり顕著に見受けられません。

食事の取り方と成長の違い

仔犬を我が家に迎えて食事が食べない場合は大変苦労します。ただ、生後45日経過したぐらいからは、メスよりオスの方がしっかり食べる傾向があります。食事面からすれば、オスは手数がかからず飼い易い傾向にあります。
成長期に関する性別の違いは、メスの場合成長に従って肉と骨格が均等についていきます。また、メスの場合は、生後6ヶ月〜8ヶ月で骨格形成が概ねとまり、それ以後は肉付きとなります。
それに対してオスの場合は、成長期には骨格から先に栄養がまわるため、食事をしてもガリガリに見える傾向があります。オスの場合は、骨格に栄養が優先されるため、ガタイは大きくなるものの肉がつかづにガリガリになる場合があります。また、成長期は生後6ヶ月〜8ヶ月で第一段の成長期が止まりますが、9ヶ月〜12ヶ月に第二段の成長期を迎えます。この時期に食事量を増加させますと、仔犬が大きくなる場合がありますので、食事量は十分注意してください。

マウンティング

特にオスの生後6ヶ月〜1歳半の間、男性ホルモンの強い子は人間に対してもしがみついて腰を振り始めます(=マウンティング)。このような子の場合は、飼い主側が気になるようでしたら生後8ヶ月前後に去勢手術をお勧めします。手術費用は1〜2万円程度で、数時間で帰ることができます。去勢手術をすれば、このようなリスクは軽減されます。

トイレとマーキングについて

トイレしつけについては、仔犬の時期はオス・メスともしつけの難しさに大差はありません。しかし、男性ホルモンが活発に分泌される時期になりますとオスの場合は足を上げます。足を上げますとトイレにしていても外れてしまう傾向があります。解決策の一つとしては@L字型の男用トイレを用意し、AL字の壁側の真ん中に水を入れたペットを設置します。多くの男の子の場合は、電柱などの目標物におしっこするため、擬似電柱を作ってあげるのも一つの方法です。もう一つの方法は、足を上げておしっこをしたら、最中に上げた足を軽く下に押さえてあげることを繰り返しますと、足を上げない場合があります。また、近所を15〜20分まわってトイレタイムを作ってやれば問題ありません。
マーキングについては、基本的には家の中ではしません。他の犬のニオイに対して、縄張りの意思表示行為ですので、他の犬のニオイのない家の中ではやりません。ただ、多頭飼いの家庭や男性ホルモンの分泌が活発な子の場合は前述の通り、生後8ヶ月前後に去勢手術をお勧めします。

価格とワンちゃんのクオリティー

前述の通り、価格的にはオスとメスでは数万円〜数十万円の差があります。逆に同じ予算ならオスの方が確実にクオリティーの高い仔犬が手に入ります。

結論について

結論

プードルを購入される場合の性別については、

 @子供がどうしても欲しい。

 Aお腹をさすった場合、オチンチンが邪魔でやだ。

など、「確実にオスでは駄目」である旨の理由がある場合を除きますと、オスとメスの飼い方の違いは多くありません。少々のしつけと場合によっては去勢手術を行えば性別の大差はありません。逆に同じご予算でオスは高いクオリティーの仔犬を手にできる場合があります。
以上の内容をご参考に、オスの仔犬を飼うのか、メスの仔犬を飼うのかをご検討ください。

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