ホーム > 似非ティーカッププードルについて日本には何故本物のティーカッププードルが少ないのか?
@ティーカッププードルの健康について
プードルを取扱う業者の方の一部のホームページに、ティーカッププードルに対する誤解と理解不足による掲載が見受けられます。
特に、健康不安に関する記述が多いですが、本当のティーカッププードルなら、なんら健康に対する不安はありません。
:結局、掲載されている対象のワンちゃんは、内臓不全などにより、本来トイ・サイズの仔犬が成長不良により小さくなり、それをティーカッププードルと偽って販売している業者を対象にして記載されている場合が多く、健康に関しましては本物のティーカッププードルである限り問題はありません。
Aティーカッププードルの子供である条件
(a)父親の条件
父親の家系が原則として米国産の血が入っていることが前提です。後述の通り、米国で小さくなる血統因子を定着された種オスから代々生まれる子に小型の因子が宿るのであり、父親がトイ・サイズなのにティーカッププードルは原則として生まれません。(ただし、代々日本産の子でも一部に小型因子を偶然持つ子もいます。)
(b)両親の条件
父親がその両親ともティーカップ(100%因子)であり、母親がその両親の片方がティーカップ(50%因子)の場合は、一般論として50%以上の確率でティーカッププードルが生まれてきます。しかし、父親が100%因子のティーカップでも、母親に小さい因子がない場合は、個体差はありますが、一般論としてティーカップの子供が生まれる確立は極端に低減します。
つまり、父親が100%のティーカップ因子を持ち、かつ母親が50%以上の因子を持つ両親の間に生まれた子が一般的に健康で元気なティーカップとして生まれてくるのです。なお、この内容は、米国の有名ティーカッププードル・ブリーダーや日本国内の小型プードル専門ブリーダーと話し合った内容を掲載しております。
(注)なお、米国産チャンピオンが全てティーカップではありませんので、十分留意ください。(詳細は後述しております)
★★ ティーカッププードルの詳細については「ティーカッププードルについて」
米国と日本のブリーダーの違い
米国のブリーダーについて
米国の犬のブリーダーは、大きく分けて二通りからなります。一つはバックヤード・ブリーダー又はガレージ・ブリーダー、もう一つは大規模な牧場、養豚、養鶏場を主な事業としてサイドビジネスとして犬のブリーディングを行う事業者からなります。(犬ブリーダー専業の方もいます)
前者のブリーダーは素人に毛が生えた程度で、小規模な頭数で日曜の新聞広告などに「出産情報」を三千円程度で掲載して販売している業者です。
それに対して後者の場合は、欧州で発祥した新しい犬種をお金と時間をかけて、小型化、毛色バリエーションなどを行い、それが日本に伝えられているのです。
実際、ティーカッププードルの専門ブリーダーは、何年もかけてトイプードルの中で生まれた小型のプードルを残し、そのグループの中だけで交配して小型の定着化を図っているのです。特に、マイクロ・ティーカッププードルはこの3〜4年の間にティーカッププードルの中で生まれた1.5s以下の仔犬を集めて、1.2s以下の極少タイプを定着化させたのです。
つまり、時間とお金をかける土壌があり、その経営資源を活用して「種の定着化(=小型化)」を行ったため、「本物のティーカッププードル」が誕生したのです。
日本の場合について
日本のブリーダー事情は、@店舗などを併設する大規模・中規模な専業ブリーダー、A農地転用などによる農業の副業としてのブリーダー、Bマンション・ブリーダーなどの小規模ブリーダー,Cショータイプを中心に行うブリーダー、D素人ブリーダー、などからなり、前述の米国ブリーダーと比較して資金力や時間的な余裕がないため、米国で開発された犬種・毛色・サイズなどを輸入して増殖しているのが現状です。
日本産ティーカッププードルについて
昔、欧米などから入ってきたプードルが代々日本で繁殖されて子孫を増やしてきた日本産プードル達には「小さくなる遺伝がない」または、「小さくなる遺伝子が定着していない」場合が多く、ティーカッププードルが偶然出ても、定着して繁殖するケースは少ないと考えられます。(例外はあります)
そのため、子供の外見の遺伝子を強く継承する種オスが米国産か又は米国産同士から生まれた子でないと、小型化が定着かる可能性は低くなるのです。
ショータイプ=ティーカッププードルと記載されているケース
時々、ブリーダーのホームページの中で、チャンピオンのプードルがティーカッププードルであるがごときに記載されている場合があります。特に種オスについてよく書いてあります。
チャンピオンの犬が小型の子孫を生ませる力があるかないかは、チャンピオン犬自体の遺伝子(=子孫)の構成によるもので、本人の家系(=体格の遺伝因子)による体格の大きさとは別に、ショーに出すために持ち主やハンドラーが食事により骨格や体重をコントロールする場合があり、チャンピオン犬=ティーカッププードルではありませんので、誤解のないようにお願いいたします。
なんちゃってティーカッププードルについて
はじめに
日本の場合、なんちゃってティーカッププードルは沢山います。 本物のティーカッププードルと違って、@非常に毛量・毛質が悪い、A元気がない、B骨折しやすい、C食欲が非常に細い、D貧弱に見える、などがなんちゃってものに見受けられます。両親・兄弟などの周囲のプードルが3〜4sでその子だけが1歳になっても2kg未満の場合は、やはり、「偶然」による産物か、又は下記の原因によるものです。
内臓疾患
多くの子は前述の通り、非常に毛量・毛質が悪く貧弱に見えます。すい臓などの疾患によるもので、短命に終わる子が多いようです。本来なら、新生児のときに自然淘汰されるような子が生き残った場合に見受けられます。(内臓疾患の子は本来母親はわざと母乳を飲ませないで、誕生後数日〜数週間で死んでしまう場合が多いのですが、その子の生命力やブリーダーがカテーテルなどで強制的に人工哺乳して延命させることで何年も生きる場合があります)
また、疾患などで内臓の成育が遅く、生後5〜6ヶ月で急に食べだす子がいますが、生後2〜4ヶ月の成長期に十分食べていないため、結果的に成長が止まりティーカップサイズになる場合があります。
膝骸骨脱臼
膝骸骨の脱臼により、成長期に膝の痛みで食欲が抑制され成長が遅くなり、結果的に1歳になっても小さいままで終わってしまう場合があります。このような子の場合は、グルコサミンなどのサプリメントを与えれば改善する場合が多く、これにより短命にはなりませんが、成長期の膝骸骨の脱臼は小型の要因になるようです。







