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★犬の分離不安症を紹介

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最近、小型犬を中心に、問題行動を起こすワンちゃんが増えています。その原因の大半が分離不安症によるものです。それは飼い主の過剰な愛情や接し方によるものです。トイプードル、ティーカッププードルも同様にこの症状にかかるケースがありますので、この章で特集いたします。

★分離不安症の原因

分離不安症は何故起きるのでしょうか?
大半の場合は、犬の幼少期から@いつも放し飼いにして、A過度な愛情を注ぎ又は必要以上の犬との接触を行い、B飼い主の育児に対する過剰な責任感による接し方、などが原因となります。
 確かに、少数ですが生まれつき精神的に不安定な犬もいますが、この症状を発症する多くの子は、「飼い主側の育て方の間違い」によるものです。
本来、犬社会は親から離乳した時点で母親は仔犬に対して「独立」を促し大人になっていきます。
しかし、離乳してから母親犬を離れ、人間が親代わりで育児を行って前述の間違った育児を行いますと、「独立心」の形成不全となり母親代わりの飼い主がいないと不安で問題行動を起こすのです。 大半が後天的なもので、犬が悪いのではありません。

★分離不安症の症状

この症状の犬は、飼主がそばにいるときは穏やかで、行儀良く振る舞います。しかし、独りきりになると次のような不安の症状を表します。
 ○物を噛んだり引っかいたりして破壊行動を行う。
 ○トイレ以外でのトイレを行う。(ただし、飼い主がいる場合は正しく行う子)
 ○過剰に吼える
以上ですが、このような問題をかかえる犬は、家のなかではいつも飼主の後をつきまとったり、飼主が外出の支度を始めると目にみえて不安の症状を示します。また、飼主が帰ってくると過剰に喜んで出迎えます。 この状態になったら獣医へご相談をしてください。

★分離不安症にならないための方法(予防策)

分離不安症にならないための予防策としては、離乳後〜落ち着く生後5ヶ月の間のしつけや飼育方法によります。この病気にならない最大のポイントは「犬自身があきらめを知る」ことが必要です。
では、どうしたらいいのか。それは簡単です。次のポイントを守る必要があります。
  @生後2〜5ヶ月の間は放し飼いをせず、犬の生活はケージの中で行う。
  A一日で遊ぶ時間を決め、一回30分を一日3〜4回にする。
  B遊んでいる間にハイテンションに仔犬がなったらケージに戻し、クールダウンさせる。
  C必要ない場合は、仔犬とアイコンタクトをとったり、抱っこしたりしない。
  D甘え鳴きしても完全に無視し続ける。
以上のように 、「独立心」を母親に変わって飼い主が教え、「あきらめる」ことを覚えさせることがこの病気にならないコツです。

★分離不安症になった場合(治療方法)

分離不安症をほおっておきますと、分離不安症は次第に深刻化し、犬の苦痛が増加することになります。 可愛い愛犬の不安を取り除き、直してやる必要があります。
◎過度な不安で苦しんでいる犬の場合
この場合の治療は、行動療法と薬剤療法(クロミカルム錠の投薬)を併用することによって、改善する必要があります。つまり、基本的なしつけを再度行うと同時に薬を併用する方法です。
◎軽度の場合
行動療法のみで治療を行います。この治療により、犬の過度な依存心を断ち、自立心を目覚めさせます。具体的には、
  @飼い主主導の生活をおくる事。(今までは、犬中心で家庭が動いていたと思います。)
  A問題行動を起こしても叱らない。(恐怖感の増幅になるだけでマイナス効果)
  B鳴いても絶対に無視して、落ち着くまで無視し続ける。(あきらめを覚えさせる)
  C外出する場合は、30分以上前から外出支度をして、犬に対して関心をはらわない。

以上ですが、「犬が悪いから問題行動を起こすのだから、体罰などを与える」といった飼い主がいますが、前述の通り問題行動は飼い主側のしつけの問題ですので、暖かく見守ってやりながら「あきらめ」と「独立心」を形成してやってください。

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