ホーム > 最新情報トイプードル、ティーカッププードルの育児期間と性格について
トイプードルやティーカッププードルの子犬にとって、母親との育児期間は子犬の性格形成にとって非常に大切な時期となさってまいります。一般的なペットショップの子犬の場合、ブリーダーでは生後30日前後で母親から離され兄弟だけで離乳を開始します。そして、生後35日〜45日間にブリーダーからショップに販売され、生後50日前後から店頭に並び販売されます。店頭では子犬はひとりぼっちでケージに入り、スタッフなどの人間との接触も極力控えるため、人間になつかなく怖がりで社会性の貧しい子犬として性格形成され、飼い主のもとに行くため、大変しつけが難しくわがままな子になってしまいます。それに対する意見を記載させていただきます。
トイプードル等の母親の育児期間について
子犬の成長過程と親の接し方について少々記載いたします。
(1)生後1週間程度まで
母親の出産経験回数によって違いますが、概ね母親は子犬に24時間連れ添って育児を行います。子犬はお乳を飲むか寝ています。また、この時期の子犬のお鼻の色は色素沈着していないためピンク色になっています。
(2)生後1週間〜2週間の間
この時期は徐々に母親が一人になる時間ができてきて、子供が泣くまで一人で寝ています。生後2週間で目が開いてきます。このころ鼻に色素沈着が進み、レッドの子犬の場合、お鼻は真っ黒になります。
(3)生後3週間前後
このころから子犬は母親が食べているお皿に頭を突っ込むケースが見られ始め、お乳以外のフードに興味を見せ始めます。ただ、子犬の固体差により生後18日目ごろから食べ始める子もいれば、生後45日たってもお乳以外の食事に興味を示さない子もいます。
(4)生後4週間前後
このころには母親とは別に独立して食事を取り始めます。一般的なブリーダーはこのころに母親から離して離乳を開始します。
私どもの犬舎の場合は、お皿を別にして子犬だけで単独に食事をとらせますが、母親とは隔離せずに親子で遊ばせています。
(5)生後5週間前後
一般的なブリーダーはこの時期から販売を開始します。大変弱々しい状態でのショップへの引渡しとなります。
私どもの犬舎の場合は、前述の4週間目と同様の状態です。ただ、お客様のオーダーが入りますと2時間の限定で母親から離してショップでお見せしております。
(6)生後6週間前後
一般的には、この時期からペットショップで販売が開始されます。ペットショップでは1匹1匹を個別のケージに入れて管理しております。
当方の犬舎では、昼は母親から離してショップで接客し、夜は母親のもとに帰りいっしょに暮らします。ただ、子犬に乳歯が生え始めるため、お乳を吸いますと母親が痛がる場合があり、母親が逃げ回るのを子犬が追っかける場合が多々見受けられます。
(7)生後45日前後
ティーカッププードルを除くトイプードルの子犬達は、食事も完全に独立して摂取できるため母親から完全に離します。この時期からショップで1日を過ごすようになります。ただ、当方のショップでは社会性を習得させるため必ず2匹以上で遊んでいます。
以上からなります。
子犬の性格形成について
私どもの経験からしますと、母親と接している期間は最低6週間が必要と考えております。この期間に「大変感情豊か」で母親から教育を受けて「人間大好き」な子犬となってきます。逆に早期に母親から離しますと、物心ついた時点では教育を受ける母親がいない状況にあり、結果的にその時点のペットショップの子犬に対する接し方で子犬の人間に対する態度が決まってくると考えております。
また、45日〜60日にかけては社会性を理解する第一ステップの時期になるため、常時複数頭数での社会教育が必要と考えております。
現在のペット業界では、営利主義が先行するためどうしても子犬の性格形成に目を向けない傾向が強く、小型犬を中心にわがままで社会性のない犬が増えてきているのが現状です。
私どもとしては、ひとつの警鐘と考えて記載させていただきました。なお、記載した内容は犬の個体差によって大変違っておりますが、一般論として記載しました。







